今年度の5年生の宿泊学習は、例年と大きく変わり学校を会場とした「学校防災キャンプ」を実施しました。
午前中は北方領土学習として標津町の北方領土館を見学したり、語り部の方のお話を聞いたりして、北方領土について学んできました。
午後から学校防災キャンプが始まりました。
中標津町役場総務課防災係の方や中標津町防災リーダーの方々に来校いただき、『もし中標津小学校が避難所になったら』を想定し、全員で協力して避難所設営を行いました。受付をつくったり、物品搬入経路を確保したりするために机やいすを運びました。もちろん、当日自分たちが寝る部屋に段ボールベッドや簡易ベッドの設置も自分たちで行いました。
そのあとは、夕飯づくりです。夕飯のメニューは「カレーライス」「マッシュポテト」「野菜スープ」「フルーツポンチ」でした。防災キャンプですので、カレーライスのお米はアルファ米、野菜スープはレトルト食品を使用しました。
夕飯をおいしく食べた後は、子どもたちが楽しみにしていたレクレーションです。今回は「校内ナイトウォークラリー」でした。真っ暗な校舎の中を懐中電灯の明かりをたよりに歩き、文字を探して並び替えて文をつくるというミッションが出されました。
無事にゴールをすると、防災おやつとして「カロリーメイト」と「標津羊羹」をゲットしていました。
レクの後は、全員で1日のふりかえりを行い、気持ちを切り替えて就寝準備に入りました。普段の環境と違うこともあってか、なかなかすぐに寝付けない子もいたようです。でも、時間がたつとみんなぐっすりと眠ることができました。子どもたちに聞くと段ボールベッドや簡易ベッドの寝心地は良かったようです。
2日目の朝は、ラジオ体操から始まりました。今回は【ラジオ体操第一・関西弁ver.】で朝から体育館に笑いが起こっていました。ラジオ体操後は、前日にみんなで設置した避難所の撤収作業です。38人みんなが協力したことで、あっというまに片づけることができました。
朝食は「蒸しパン」と「コーンスープ」でした。湯せん可能なポリ袋に材料を入れて混ぜ合わせます、しっかり混ざったら大きな鍋に袋ごと入れて湯せんをします。30分くらいするとふっくらとしてきました。
完成した班から、「いただきます」をしてそれぞれ好きなジャムやチョコレートをつけておいしく食べました。