2024年9月6日金曜日

『防災訓練を行いました』

 91日は「防災の日」でした。なぜ9月1日が防災の日か、ご存知ですか?

 今から101年前の、1923年(大正11年)に相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される関東大震災が発生した日であり、この震災を教訓として一人一人の防災対策の重要性を広く国民に理解してもらうため、制定されたといわれています。 

 ちなみに関東大震災は、最大震度6を観測し、北海道道南地方でも揺れを感じたそうです。また、発生時刻がお昼時であったこともあり、多くの火災が発生し、どんどんそれが拡大していき、甚大な被害をもたらしました。

 さて、今日本校では、防災訓練が行われました。内容としては、【シェイクアウト訓練】【地震対応避難訓練】【児童引き渡し訓練】です。

【シェイクアウト訓練】は、地震発生の際の安全確保行動を身に付けるための訓練です。約1分の短時間の訓練ですが、DROP!=まず低く」「COVER!=頭を守り」「HOLD ON!=動かない」の3つを実践します。


本校では、年に3回の避難訓練を行っていますが、今回は【地震対応避難訓練】を実施しました。

『昼休み中に根室沖で大地震が発生し、ボイラー室から火災が発生した。』という想定で行われました。昼休み中ですから、友達や担任の先生と一緒に教室に居るとも限りません。それぞれ自分がいる場所から、近くにいる先生や上級生の指示や誘導にしたがって避難しなくてはなりません。周りに先生方や上級生が居ない場合は、自分たちの判断で避難しなくてはならないのです。

自然災害は、いつ起きるかわからないものです。いつ、どこで起きても落ち着いて行動することができるように避難訓練に真剣に取り組むことは、とても大切なことです。

そして【地震対応避難訓練】に引き続き行われたのが【児童引き渡し訓練】です。『13時頃地震が発生。下校時の児童の安全確保のため。保護者への確実な引き渡しが必要となった。全校児童、教室で待機し、保護者への引き渡しを行う。』という想定で行われました。

各ご家庭に来校いただき、お子さんが待機している教室までお迎え、お子さんと一緒に下校するという流れで実施されました。

ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 今年1月には能登半島地震、8月には南海トラフ地震臨時情報の発表がありました。また、首都直下型地震の発生確率が30年で70%と言われていたり、私たちの住む北海道道東地方の千島海溝・日本海溝を震源とした巨大地震の発生確率は30年で最大80%とも言われたりしています。

 いつ、どこで発生するか分からないのが自然災害です。発生した時に冷静に落ち着いて行動できるためにも、日頃から防災意識を高めていきたいですね。

2024年9月3日火曜日

5年生『宿泊学習&水産学習』

 先週、5年生は1泊2日の宿泊学習に出かけていました。

 宿泊先は、厚岸町にある『ネイパル厚岸』です。

 バスで厚岸町に向かうと、「海だー!!」「厚岸だー!!」と大興奮だったようです。

   ネイパル厚岸では、自然散策、焼き板クラフト、森の中フォトラリーなどに取り組みました。






中でも、今回の宿泊学習で子どもたちが楽しみにしていたのが、【野外炊飯】です。

 野外炊飯ではカレーライスを作りました。自分達で火をおこし、野菜や肉を切り、飯盒で米を炊きました。

 野菜が固かったり、米が焦げてしまったりしたようですが、これも一つの経験、そして思い出になったことでしょう。改めて、お家や給食で食べるカレーライスのありがたみを感じました。






 普段の学校生活ではできない経験をたくさんできました。クラス、学年の友達と寝食を共にしたことで、学級・学年の絆もより深まりました。来年は修学旅行!どんな修学旅行になるのか楽しみです。

 そして、今日は5年生で水産学習が行われました。羅臼漁業協同組合の方々に来校いただき、「羅臼昆布」について学習しました。

「羅臼昆布」は、「真昆布」、「利尻昆布」と並ぶ3大高級昆布のひとつで、もっとも濃いだしが出ます。羅臼昆布は黒褐色または薄青い橙色で幅が広く、濃厚な風味があり「別名:鬼コンブ」とも呼ばれています。羅臼昆布が商品としてできるまでに、「乾燥」「ひれ刈り」「選別」など、23もの工程があり、大変手間がかかっているんだそうです。

 今回の学習では、巻きひれ刈りを全員が体験させていただきました。




そして、今回子どもたちがそれぞれ「巻き」「ひれ刈り」をした2本の羅臼昆布は、お土産としていただきました。羅臼漁業協同組合の皆様、ありがとうございました。